|
 |
|
 |
2018年春に沖縄県国頭郡恩納村のホテルから磁界型ループアンテナとIC706MK2Gの50Wで7MHzから21MHz帯まで運用した。2017年の春に同じホテルから釣り竿アンテナで運用したがホテルのスタッフにバルコニーから突き出た長い釣り竿が露見して中止せざるを得なくなり涙を呑んでQRTした。今回はステルス運用で構成は直径1mの1エレメントのループアンテナをバルコニー内に設置し、無線機、ハムログを利用するためのパソコン他エレキーやインターフェース等の構成であった。 |
|
|
|
 |
7MHz帯から24MHzまで50W運用するため500PFの5KV耐圧の真空バリコン、周波数の微調整用20PFの高耐圧のバリコン、バリコンを回すプラモデル用のDCモーターの構成である。モーターの回転をスローにしてあるため7MHzから18MHzまで手動で真空バリコンで調整してバンド内の調整は20PFのバリコンをリグサイドから調整できる様にし、21MHz帯以上は真空バリコンを外しリモコン用のバリコンで調整して運用。 |
|
|
|
 |
リモコン用スナップスイッチと押しボタンスイッチと1.5Vの乾電池の構成でスナップスイッチを下に倒し押しボタンスイッチを押すと運用周波数が低くなり反対にすると周波数が上がる極めて単純な構造である。 |
|
|
|
 |
ホテルのバルコニーから東シナ海が一望でき日本国内はもとより東南アジア、W等世界中の局と交信可能である。
筆者と比較してアンテナの大きさが分かる。 |
|
|
|
 |
アンテナシステムは旅行鞄に収納する必要がある為エレメントは6mmφの盆栽等で使用する園芸用アルミ線を使用した。6mmφの太さはぎりぎり自立でき、円形を保持できる太さである。アルミ線をオスの同軸接線に固定して真空バリコンに接続している。真空バリコンを収納しているタッパーウエアーのケースの底に木材の板とアルミ板を固定して真ん中に5mmφのナットをアロンアルファーで接着して小型のカメラ用三脚に固定出来る様にしている。 |
|
|
|
|
マッチングは5D2V同軸ケーブルを円く丸めたファラデー結合としSWRを1:1に調整するには丸めた同軸の形を少し変えて行う。縦長にしたり横長にしたりアルミ線との接触を長くしたりと結合容量を変化させれば簡単に出来る。 |
|
運用結果 |
このアンテナは7MHz以上の周波数で運用可能である。18MHz以上はそこそこバンド幅も広くCW運用で有ればあまりバリコンを動かす事無く運用出来る。さすがに7MHzは殆どスポット状態で少し周波数を変化させるとバリコンもモーターで調整する必要がある。運用した恩納村のホテルから東シナ海が見下ろせるロケーションで国内通信にも海外通信にもこんな小型ループアンテナでも充分交信出来きた。無線の運用には大変良い環境である。 |
|
|
|